タイトル:にいがたモノ・クリエイト-世界にチャレンジするモノづくり企業- 2023-2024

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概要

新潟県の企業紹介ガイドブック:にいがたモノ・クリエイト-世界にチャレンジするモノづくり企業- 2023-2024

精密機械新潟県の精密機械産業製造DX推進時代に金属加工技術の幕開けを担う「金属堆積造形装置」「金属堆積造形装置」は3D金属積層造形装置(3Dプリンタ)の一種で、指向性エネルギー堆積(DED:Directed Energy Deposition)方式に分類される立体造形装置です。金属母材にレーザービームを照射して溶融池(MeltPool)を生成し、そこに順次金属粉末を投入し溶融したのちに固化することで肉盛り溶接的に積層造形することができます。新潟県工業技術総合研究所に導入した日本電産マシンツール(株)製LAMDA200は、以下のような特徴があります。掲載企業一覧株式会社青海製作所株式会社アドバネクスエヌ・エス・エス株式会社佐渡精密株式会社株式会社佐文工業所シンワ測定株式会社株式会社第一測範製作所株式会社ツガミ日本ベアリング株式会社ミズホ株式会社●2種類のパウダーを積層時に混合して複合化でき、その都度配合の異なる合金組織を形成できる。●5軸仕様の加工機であるため、既存造形物に新規構造要素を付加できる。コーティングや部分修復にも適用できる。●不活性ガスによる局所シールド機能により、酸化しやすい金属材料も造形できる。●パウダーベッド方式に比べて生産性が高く、また使用材料の無駄が少ない。●造形材料としては、チタン合金、クロムモリブデン鋼、SUS、インコネル(ニッケル基合金)、ステライト(コバルトクロム合金)、その他。新潟県工業技術総合研究所では、これまで培ってきた高速切削技術・塑性加工技術と、この装置を用いた金属堆積造形技術とを組合わせ、マスカスタマイゼーション生産技術を確立し、県内製造業のDX推進に寄与することを目指します。▲装置本体(左)と監視制御装置(右)▲堆積造形動作詳しくは新潟県工業技術総合研究所までTEL.025-247-1301https://www.pref.niigata.lg.jp/site/iri/